男性特有の症状にED（勃起不全）があります。現在EDに悩む男性が年々増えているといわれており、今では身近な病気の1つといえるでしょう。
心の負担が原因でEDになるケースや身体の衰えなど、原因はさまざまです。成人男性の4人に1人がED症状を自覚しているというデータもあります。
EDになってしまっても、努力次第で改善できます。今回の記事でED症状の理解を深めましょう。
ED治療薬の治療
EDは、基本的に内服薬を使用します。世界ではじめてED治療薬として開発された「バイアグラ」は、EDで悩む男性の治療薬として最も有名でしょう。バイアグラにはさまざまな誤解をしている方も少なくありません。例えば「バイアグラは心臓に負担をかける？」と思っているケースです。バイアグラを飲むことで勃起力が増すので、性行為自体を張り切りすぎてしまうと、心臓に負担がかかります。
しかし、バイアグラが直接心臓に負担をかけることはありません。また、ネットなどで安価な「バイアグラ」を宣伝していることがあります。ですが薬の成分が異なっていたり、副作用を伴う成分が入っていたりと信頼できるものではないものが多いのでネット購入はおすすめしません。しっかりと専門医で検査をしてもらって処方されたバイアグラを服用するようにしましょう。正しい服用方法は、
▷バイアグラの正しい服用方法と処方【浜松町第一クリニック】こちらも参考にしてみてください。
バイアグラのほかにも、即効性の高いレビトラや36時間の効果時間をもつシアリスなどのED治療薬も開発されています。これら3種類は現在国に認められたED治療薬であり、有効性も保証されています。
服用の際は性行為の1時間前に飲みましょう。空腹のタイミングに飲むと有効成分が吸収されやすいため、早めに効果が現れる場合があります。また、ED治療薬はあくまで勃起力を補助する成分です。そのため、服用後に性的刺激を受けなければ効果はありません。
ED治療薬が効かない場合の治療
人によっては、内服薬を処方できない場合もあります。手術はED治療薬を使用しても改善されない人が最後の手段として考えるED治療法です。
ED治療用の医療器具を使い、それを身体に埋め込みます。外科的手術は局部に直接メスを入れるため、70歳以上の男性にも効果が期待されています。
ただし手術は厚生労働省の認可がないため、自己判断による手術となります。手術の内容次第では70万以上もかかる場合があります。ですので、ED治療に手術を用いるかは慎重に考えましょう。
ED治療の流れ
男性の多くはEDを自覚しても治療を後回しにしたり、治療を軽視したりする場合があります。そのためEDに問題意識をもつ男性が少ない現状です。
EDの治療は総合病院・大学病院、クリニックなど、ED治療専門の医療機関で行われます。EDの男性が受付でED治療の旨を伝えるか、前もって利用する医療機関へ連絡をします。EDの治療にきたことをほかの患者に知られたくない場合は、前もって連絡しておくことをおすすめします。
また、診察といっても直接局部をみられるわけではありません。私生活について医師がいくつか質問したのち、血圧検査や心電図検査などを実施。EDの原因に合わせて適切な処方せんをだします。
EDの治療では、病院側もできる限り患者の心理的配慮を心がけていますので安心して利用できます。